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12.30
Mon

素粒子論はなぜわかりにくいのか (知の扉)素粒子論はなぜわかりにくいのか (知の扉)
(2013/12/05)
吉田 伸夫




場の量子論を「本当に理解させる」ことを目指した、素粒子論の入門書。

素粒子の理論は、
古典論➡︎量子論➡︎場の量子論
と二段階を経て進化してきた。
第一のパラダイムシフトについて語られることは多くても、量子論から場の量子論へのパラダイムシフトについては、物理学者以外で理解している人はほとんどいないのではないかと思う。
(私も、分かっていなかった。)
ところが、量子論から場の量子論への移行の方が、考え方の転換という意味ではよりドラスティックで、素粒子論を理解する上でも重要なのだ(というようなことが、この本を読むと分かる)。

「素粒子は、粒子であると同時に粒子である」
「力を媒介する粒子のキャッチボールによって相互作用する」
そのような単純化した説明は、素粒子論をいたずらに分かりにくくした、と著者は指摘する。

一方で、物理学科ではどう教わるかというと、「直観的にわかることは諦めて、式の上で理解しなさい」と言われる。
しかし、著書は、簡単なモデルを思い描けば、定性的なイメージをもつことは可能であるという立場をとる。
(なんと嬉しい!)本当に、なぜ誰もこういう風に教えてくれなかったの?と思う。

物理に馴染みのない人にはピンとこない内容かもしれない。
むしろ、物理学科の学生にとっての必読書になってもおかしくない本だ。

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